部分矯正は前歯といった部分の歯列を美しく矯正する方法の一つですが、治療期間が短い上に費用も少なくて済むといったメリットもあり、多くの方が治療をされています。
しかし、部分矯正にもいくつかデメリットがあります。
部分矯正はあくまで見た目だけ良くするための矯正になりますので、偏った咬み合わせになってしまうリスクがあり、顎の痛みが生じてしまったり、身体の不調が現れる可能性が出てきます。
二つ目のデメリットとしては、前歯の叢生を部分矯正するケースで、歯列をきれいにするためのスペースが必要となる為に、歯と歯の間の接触面を削る必要があったり、健康な歯をやむを得ず抜かなければならないこともあります。
本来は抜く必要のない歯を抜きたくない方は、部分矯正ではなく全顎矯正をおすすめします。
また、3つ目のデメリットとして、不正の状態が強く出ている場合は部分矯正で対応できないケースも有り、患者さんの状態によって部分矯正が対応できないこともあり得ます。