顎関節症になられた方の中には、歯並びが悪いのが原因と思われている方もます。
しかし、矯正歯科を検討される前に抑えておきたいポイントが3つあります。
一つ目は歯並びが悪いからと言って、顎関節症になるとは限らないという事です。
歯並びが悪い人でも顎関節症にならない人もいれば、逆に歯並びがきれいな人でも顎関節症になる人もいます。
次に顎関節症の治療は、矯正歯科ではなく一般歯科や口腔外科の専門領域となります。
従って矯正歯科専門の歯医者に、顎関節症の治療に行っても意味がありません。
最後に、歯科矯正が顎関節症の原因とは認められないという事です。
つまり顎関節症と歯科矯正の間には、因果関係及び相互作用関係はありません。